こんな人に刺さる
- 湯上がり・すっぴんの火照りに弱い
- 濡れて貼りつく布の透けと質感が好き
- 脱いだ後の服や匂いに想像が向くタイプ
ちょっと聞いてくれ。最近のスーパー銭湯、やたらおしゃれになってきてないか。漫画コーナーあって、飯もうまくて、整いスペースまである。俺、あれが好きでさ。月一は行く。
で、正直に言うけど、ああいうとこの楽しみって、風呂だけじゃない。湯上がりの、あの共有の休憩スペース。あそこをぼーっと眺めるのが好きなんだ。
ただ——期待して女湯ののれんの方を見るだろ。出てくるだろ。……地獄なんだわ、基本。さっきまで化粧でビシッとしてた人たちが、すっぴんで、髪ぐしゃぐしゃで、別人になって出てくる。あんなに綺麗だった人どこ行った。のれんの向こうは異世界か。みんなあそこで一回モンスターに戻る。これは仕方ない。俺だって風呂上がりはひどい。
でも、たまーにいる。化粧を落とした方が、むしろヤバい人。のぼせて頬が上気して、首筋に湿った後れ毛が一本貼りついて、すっぴんなのに——いや、すっぴんだからこそ、モンスターの群れの中で一人だけ発光してる人。
そういう人がさ、館内着を着てるわけだ。あの薄手の、藍色の作務衣みたいなやつ。湯上がりだから生地が湿った肌にうっすら貼りついて、合わせの胸元がちょっと緩んで、座って足を崩した瞬間、太ももの内側に布が一回沈んで、また持ち上がる。襟元から、首から鎖骨にかけての火照った肌がのぞく。あそこ、たぶん湯上がりで、しっとり汗ばんで、生ぬるい。近くを通ったら、シャンプーの甘い匂いに混じって、その人自身の体温の匂いがするんだろうな。
で、俺の本音を言う。あの人が今着てる館内着、脱いだ直後のやつ、3000円で買い取れないか。洗ってない方で。本人と何かしたいんじゃない。あの布を顔にあてて、さっきの太ももの沈み方と火照った首筋を思い出しながら、あとは一人で完成させる。それでいい。むしろそれがいい。なんでも手に入る奴はこんなことしない。手に入らないから、布と匂いと記憶で勝負する。これがこっち側の流儀だ。
——で、今その気分のお前に、一番近いのはこれだ。
← よこにスクロールできます →
湯上がりの火照りと、濡れて貼りつく布。さっき銭湯で勝手に妄想してたやつを、ここでは堂々と見ていい。
日下部加奈の「イイ湯湧いてます」。温泉モノ。なんせ日下部加奈、B95のIカップだ。湯上がりにあれが薄布の下で揺れてると思うと、もう銭湯どころじゃない。湿った浴衣やら水着やらが、火照った肌にぺたっと貼りついて、乾いてる時とは生地の落ち方も透け方も全然違う。布が肌に張りついて、体の線をそのまま拾ってる。さっき俺が銭湯で勝手に妄想してたやつ、これはそれを最初から最後まで、堂々と見ていいバージョンだ。
スタジオでバチッとキメられるより、湯上がりで気の抜けた瞬間のほうが弱い。日常の延長に無防備が落ちてる、その隙がいい。
湯上がりの空気をまとった布が、体の線をそのまま拾う。濡れて貼りついた瞬間の説得力だけで、もう十分困る。