こんな人に刺さる
- グループの中に一人だけ「明らかに格が違う」女がいると、つい目で追ってしまう
- 誰かの彼女・婚約者という「手を出せない」設定に弱い
- 本人は普通にしてるのに、こっちだけが意識してしまう距離感が好き
ちょっと聞いてくれ。会社の連中とか、グループで出かけることあるだろ。バーベキューとかキャンプとか。あれ、楽しいんだけど、たまに困ることがある。
誰かの彼女、もしくは婚約者が来てる時だ。一人だけ、明らかに場の格が違う女がいる。こっちは「○○の彼女さん」として接するしかない。普通に話す。普通に笑う。でも、こっちは内心ずっと意識してる。手を出せる相手じゃないって分かってるから、なおさら。
しかもキャンプって、服装がラフになるだろ。普段ちゃんとしてる人が、油断した格好で来る。タンクトップとか、ゆるい部屋着みたいなやつ。昼間、みんなで火を囲んでる時は普通だ。でも、ふっと屈んだ時とか、テントの出入りでしゃがんだ時に、「あ、これは見ちゃいけないやつだ」っていうラインが一瞬出る。本人は気づいてない。彼氏も気づいてない。こっちだけが気づいて、目を逸らす。
で、夜になるとさ、何人かは酒で潰れて、何人かはまだ騒いでて。テントが並んでる。あの、布一枚で仕切られただけの空間。外で騒いでる声がするのに、テントの中だけ、空気が違って感じる瞬間がある。もちろん俺の妄想だ。中で何が起きてるかなんて知らない。知らないけど、布一枚の向こうを、勝手に想像してしまう。
で、現実じゃ何も起きない。当たり前だ。あいつの婚約者だぞ。一生、いい人ぶって接して、心の中だけで処理する。——で、ここからが本題。この作品、その「布一枚の向こう」を、心ゆくまで見ていいやつなんだ。
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外で火を囲んでる間、テントの中だけ別の空気。さっき俺が布一枚の向こうに想像してたやつ、ここでは中に入って見ていい。
橘内ひなたが演じるのが、その「会社の結婚祝いキャンプに来た婚約者」。みんなが祝ってるイベントの裏で、テントの中だけ温度が変わっていく。夜想が見てほしいのは、行為そのものより、設定の業の深さだ。幸せな結婚祝い、会社のみんな、婚約者——全部そろってる場所で、布一枚の向こうだけが反転する。逃げ場のないテントの密閉感と、「外にバレちゃいけない」っていう緊張が、こっちの想像をどこまでも引っ張る。
テントの中で、服の境目だけが妙に生々しい一枚。外では誰かの婚約者なのに、布が崩れた瞬間だけ空気が変わる。