こんな人に刺さる
- 布が薄いほど勝ち、と思う夜
- 脱ぐ前の輪郭で一杯やれる人
- 肌の「質感」って言葉に弱い人
俺はこの間、駅前のクリーニング屋で自分のシャツを受け取った。アイロンの当たった生地ってのは妙にハリがあって、ハンガーにかかってるだけで肩の形をうっすら覚えてる。人がいないのに、布だけがその人の輪郭を保ってる感じ。俺はそれを袋に詰めながら、なんで俺はこんなものに見入ってるんだ、と一人で苦笑いした。たかがシャツだぞ。
たぶんあんたにも覚えがあると思う。電車の向かいに座った誰かが腕を組んだ瞬間、薄手のニットの胸元に走った一本の線。本人は何もしてない。ただ座ってるだけ。なのにその一本の線が、なぜか脱いだ姿より長く記憶に残る。脱ぐ前の、まだ布が仕事をしてる時間。あの「もう少しで全部わかりそう」の手前が、いちばん長く効く。
宮下玲奈のスペックを並べると、B83 W57 H85のDカップ。数字としては綺麗にまとまってる。でも俺がこの作品でずっと追っていたのは数字じゃなくて、その数字を布の上から推し量ろうとする自分の目線のほうだった。生地が肌をなぞる速度。腰のくびれで布が一度たわんで、また持ち直すその一拍。エアコンの効いた部屋で、薄い布越しに体温だけが先に届いてくるような――そこまで想像して、俺は毎回ちゃんと寸止めを食らう。映像はまだ何も見せてないのに、こっちの頭が勝手に先回りしてくれる。
この作品、それを心ゆくまでやっていいやつなんだ。
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美肌スレンダーを主役に据えた一作。肌の質感とボディラインの見せ方を軸に構成されている。各カットの細部は実際に確かめてほしい。
タイトルに「美肌」「質感」「超接写」と並んでるのを見て、俺は最初ちょっと身構えた。接写って、近づけば近づくほど生々しさで殴ってくるイメージがあるから。でも布のフェチって不思議なもので、近寄れば近寄るほど逆に「布の繊維」と「肌」の境目が際立ってくる。どこまでが生地でどこからが本人なのか、その一ミリの曖昧さが効いてくる。俺みたいに脱がす前の時間を長引かせたいタイプには、むしろ近いほうがありがたい。情報が増えるんじゃなくて、想像する余白が増える。
この一枚は、輪郭の入口として置いておく。ここで全部わかった気にならないでほしい――その先延ばしこそが、この作品の遊び方だ。