俺にとってグラビアアイドルってのは、ずっと紙の向こう側の生き物だった。コンビニの雑誌…
港区のテラス席で、グラス片手に笑ってる女がいる。俺みたいなゴミ部屋住みとは住む世界が…
俺の住むアパートの隣には、ショートカットの若い奥さんがいる。ゴミ出しの朝にすれ違うだ…
俺は昔から、運動部の隅にいるマネージャーをまともに見られなかった。声をかけられるわけ…
俺は昔、一度だけ田舎の旅館に泊まったことがある。客は俺ひとりで、廊下はやけに静かで、…
俺は健康だけが取り柄で、病院にはほとんど縁がない。年に一度の健康診断、あの問診のとき…
終電を逃した夜、コンビニの前でイヤホン片方だけ外して立ってたことがある。世界の音が半…
夕方のホームで、電話に夢中な制服の子の横に立ったことがある。俺はただ電車を待っていた…
俺にも、手を出しちゃいけない子がバイト先にいた時期がある。彼氏がいて、その彼氏がまた…
俺はむかし、深夜のコンビニで前を歩く女の人のエプロンの結び目をぼんやり眺めていたこと…