こんな人に刺さる
- ワンピースやニットの生活着から、人妻のDカップの丸みが静かに滲むのに弱い人
- Dカップ(88cm)の谷間と汗の匂いに溺れたい人
- 夫には言えない欲求を抱えた人妻が、金曜のBARで常連客に崩される背徳感を見たい人
俺は、酒の場で指輪をしている女に弱い。左手の薬指にきちんと収まった小さな輪っかを見るだけで、こっちの想像は勝手に暗いほうへ転がっていく。家では夫のために夕飯を作って、洗濯物を畳んで、何でもない顔で「おかえり」と言う。なのに金曜の夜だけ、少しだけ化粧が濃くて、ワンピースの胸元がいつもより緩い。そういう女を、俺は見ないふりができない。
あんたにもあるだろ。カウンターの端で静かに飲んでいる人妻の、年上の余裕と疲れが混ざった横顔。派手に誘ってくるわけじゃない。むしろ、誰にも気づかれたくない顔をしている。なのにグラスを持ち上げた拍子に、ニットの胸元がふっと持ち上がって、夫の知らない体の重みだけが、こっちに見えてしまう。
五日市芽依のこの作品は、その金曜の夜をそのまま閉じ込めたような一本だ。セックスレスで欲求不満を抱えた人妻が、結婚当初から通っているBARの常連に、毎週金曜日だけ体を預ける。家に帰れば妻。けれどカウンターを離れた瞬間から、もう夫には見せない顔になる。生活着に残る人妻の匂いと、BARの薄暗さに沈む背徳感。この組み合わせに弱い人間は、たぶん最初から逃げ場がない。
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ワンピースやニットの胸元に滲む人妻の丸みと、BARの距離感が少しずつ崩れていく流れを追える構成。
この手の人妻ものは、脱ぐ前がいちばん怖い。夫のいる家へ帰るはずの女が、まだ服を着たまま、もう目だけは帰る気をなくしている。五日市芽依はその揺れ方がうまい。清楚に見える顔で、年上の余裕を残したまま、欲求不満だけがじわじわ表に出てくる。金曜の夜だけ許される秘密、という言い訳があるから、崩れる瞬間が余計に生々しい。
最後に効くのは、やっぱり「夫には言えませんが」というタイトルの重さだ。言えないことをしている女は、それだけで目が離せない。生活の匂いがするワンピース、部屋着のニット、エプロン姿の名残。そこにBARの常連という近すぎる他人が入り込む。人妻の体を奪う話なのに、どこか日常の延長みたいに見えてしまうから、余計に刺さる。
BARの薄暗さの中で、生活着の胸元と人妻の表情が少しずつほどけていくところをまず見てほしい。